片山先輩が暴走?

私は片山先輩の訳の分らない病気が完治したと思っている。
だって、何時もの先輩に戻ったからだ。
そして、私が先輩を呼び出した次の日から先輩の様子がおかしいのだ。
何故かと言うと、先輩は毎朝私を家まで迎えに行くと言い出したり、ウチの両親や樹の事まで聞きだす?ような事を言い出した。たとえば「ご両親は何が好きなのか?」とか「樹君の趣味は?」とか色々... ...
だから私は先輩の質問に答えている。そして先輩はある日、ウチにお泊りを言い出した!
「なぁ、凛子ちゃん。オレが君の家に泊まっても良いかな?」
「エッ?何故ですか?」
「... ...まぁ、... ...君と一緒にいたいからに決まっているだろう。」
「私と一緒にですか... ...」
「それに、オレは君から返事を聞いていないし。同じ返事を聞くなら君のご両親の前で聞きたいな~~♪」
「両親の前でですか... ...」
「そう!それが一番良いと思うんだ。」
「はぁ~~~... ...」
「じゃ、そう言う事で。そうそう、今日はオレが君を迎えにいくから待っていてね。」
「先輩、三課に迎えに来てくれるということですか?」
「もちろんだよ!他に何処へ迎えに行くんだ?」
「はぁ~~... ...」




そして退社時間と同じくして先輩は「凛子ちゃん~~!迎えに来たよ。」と私の名前を呼びながら入ってきた。他の先輩たちからは変な目で見られている。令子先輩は口元を斜めに上げてニヤ!としたような気がする。俵女史もニヤニヤしながら令子先輩に何かを話している。
それに男性社員の先輩たちもニヤつきはしなかったけど「凛子ちゃん、お先にどうぞ~~♪」と声が笑っているように思った。でも、今日は専務は出張でココに居なかったのが幸いだ。そして私は片山専務と一緒に三課を後にした。エレベーターを待っているときに片山先輩は私を見つめるの。そして「凛子ちゃんと、こ~~して一緒に会社を出られるなんてオレ、嬉しいなぁ~~」と。バカじゃないか?と思ったけど口が裂けても言えない。そしてエレベーターのドアが開いたのは良かった。だけど、今日に限って中は混雑しているのよ。だから私は「先輩、私は次に乗ります。」と言ったけど先輩は力強い手で私の腕を掴んで「こうすれば乗れたじゃないか。凛子ちゃん。」と大きな声で... ...みんなに聞こえるような大声で言った!わたしゃ、恥かしい~~!狭いエレベーターの箱の中で私は小さくなって固まっていたのだ。すると先輩は私を見て「熱があるんじゃないか?!」と言いながら先輩の大きな手で私のおでこを触った。その情景を箱の中のみんなが見ているの。きっとタコみたいに私の顔はまっかっかだったであろう。本当に恥かしいったらありゃしないわさ!
恥かしい思いをしてやっとのことで会社を後にした私と先輩は駅までの道を歩いていたのだ。
そんな時に「なぁ、凛子ちゃん。このまま真っ直ぐに帰らないといけないのかな?」と聞いてきた。
「1時間ぐらいなら大丈夫ですよ。」と答えた私。
「じゃあ、お茶でもしないか?」と先輩曰く。
「良いですよ。」と私が言ったら先輩は「じゃあ、駅の近くのカフェに行こうね。」と言ってさっさと歩いて行ったのだ。勿論、私の腕を掴んでだけど。
そしてカフェに着いたら先輩は私の前じゃなく横に座って来るの。
「先輩?」と言うと「この方が君の傍にいるって感じだろう。」と、また訳の分らないことを言い出したのだ。本当にどうしてしまったのだろうか?
先輩は不思議そうな顔で私を見つめるの。見つめたあと「君って本当に可愛い!」と... ...
今なんと仰いました?!「君って可愛い!」だと?君は私だ。可愛いっていうのも私。先輩... ...あの「りんご病」でおかしくなったのではないか?
「先輩、つかぬ事をお伺いしますが... 先輩、あの病気から少しおかしくなられたのではないでしょうか?」と私は思い切って聞いてみたのだ。
「いいや、オレはおかしくないよ。(ニッコリ)今までのオレだけど、凛子ちゃんはそう思うの?」
「は...い... ...」
「変な凛子ちゃんだね。オレはちっともおかしくなんかないのに。(ニッコリ)アッ!ところで君の家に泊まるのは今週の土曜日で良いかな?土曜日に泊まって次は日曜日だから君の家族で食事でもしないか?」
「泊まるって... ...先輩、お泊りが今週の土曜日ですか!!」
「そうだよ。何か都合でも悪いのかな?」
「い、いえ。私、まだ家族に話していないから... ...」
「じゃ、オレから話そうか?」
「いいえ、いいえ!私から話しますので先輩はご心配なく!」と私は首を横に振るのだった。
「じゃ、ご家族に話してね。(ニッコリ)」
「... ...はい。」

そんなことで私は先輩が今週の土曜日にウチへお泊りをする事を家族に伝えなければならなくなったのだ。

それにしたって急な話しだよ!
こりゃ~~!またひと揉めあるかも... ...




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by everlasting-lif | 2014-09-01 03:00 | 雨のち時々晴れ。 | Trackback | Comments(0)

いろいろな出会いがあって、楽しい事も考える事も。たまには悲しいことも。後悔も。


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