ヨロシクお願いします!

私が告白された!この私がだよ!田舎モンの私が告白された... ...
夢かと思わずにいられない!だからホッペを抓ってみた。
「痛い!いたたた・・・・」
「徳山さん?何故、自分の頬を抓っているんですか?痛いでしょう~」
「痛いです。」
「徳山さん、僕との付き合いを考えて下さい。返事は急ぎませんから。」
「... ... ... ...」
そして私は小山さんに駅まで送ってもらった。彼は私に「じゃあ明日、会社で。」と言って手を振って帰って行った。後に残った私は、クッ、クククク・・・・やった~~!私にも春が来たんだ~~!
でも、小山さんってどこで私の事を知ったんだ?三課は定時の5時に終るし、他の部署は何時まで仕事をしているのか知らないし。だけど、どこかで出会ったんだろう。きっと。
我が社って三課の部署は他の部署に比べて変わっているし。
それに、私自身が三課しか知らない。他の部署なんて行ったこともなければ仕事を見たこともない。
まぁ、いいけど。
この日、私の帰りの足取りは軽く気分はルンルン。早く帰って樹に報告しなくっちゃ!
あの子、驚くだろうなぁ~~~♪そうそう、お母さんやお父さんにも報告せねば!





  「ただいま~~!」
 
「おかえり。ねーちゃん。」
「樹。フフフフフ・・・・・」
「ねーちゃん?」
「樹くん、可愛いね。」
「... ...ねーちゃん?何かあったの?」
「フフフフフ・・・・実はね、お姉ちゃんは告白されたのです!」
「誰に?」
「会社の人。」
「だから誰?」
「小山光さんって人に。」
「その人、知ってるの?」
「... ...知らん。」
「エッ?知らんってどういう事?」
「だから知らないって。お姉ちゃんの会社の人には間違いないけど、今まで見たこともなかった人よ。」
「で、どうなんだよ?ねーちゃんはなんと答えたんだ?」
「それがね、彼は返事は急がなくてもいいって。フフフフフ・・・・・」
「... ...ところでヤツは?」
「ヤツって?」
「だから、片山和人だよ!」
「ああ~~片山先輩ね。... ...樹、聞いてくれる?」
「聞くけど、何あったの?」
「そう!片山先輩って酷いんだ!」
私は樹に片山先輩に言われたことを話した。樹に話したことで少しは私の気持ちはスッとしたのはしたんだけど、何故か引っかかるものが心に残る。
このことに樹は「まぁ、そんな男なんだよ。ねーちゃん。」と。
でも、片山先輩は樹が思っているような男なのかは分からない。
そして夕飯時に家族に報告したのは良かったんだけど、お母さんが何故だかガッカリしている。
おまけにお父さんまでもが「そうか。」と一言のみ。
何故だ?何故、そんなにガッカリするんだ!可愛い娘が告白されたんだぞ!もっと喜んでもいいはずじゃないのか!私はもっと喜んでくれると期待したのが間違いだったよ。
お母さんは「どうして片山さんじゃないのかしら?」とポツリ。
お父さんまでもが「その男は農家か?」なんて言う始末だし。
別に小山さんが農家じゃなくったって良いじゃないのさ!
それにさ、私に小山さんのことを「どんな男だ?」とか「どこにお住まいなの?」とか「歳は幾つだ?」とか「長男なのか?」とか聞かれたって何も知らないわけだから答えられないわよ!
挙句の果てに家族は「凛子、その返事は受けたらどうだ。」と父曰く。傍で聞いていた母と樹までが「そうそう!」と頷いているし、本当に何を考えているんだかウチの家族は。本当に相手の事を何も知らないのに、こんな簡単に承諾していいものなのか?でも、家族も一応は賛成しているみたしだし受けることにした。私もこんな簡単に受けてもいいのだろうかと考えたけど、次はいつ誰かに告白されるかは不明だ。いや!この先、無いかもしれない。こんな美味しい話し、またとないチャンス。それに若い時が花だと言うけれど、今の私は顔は普通でも若さがある!この際、私が好きだと言ってくれる男の人に任せたらいいのではないだろうか。初めは好きじゃなくても付き合っていくうちに段々と好きになれば良いだから。
そして私の決断を小山さんに伝えようと吉日を選んだ。
カレンダーを見てみると「吉日」は再来週までない。まぁ、返事を長い間待たせるのは悪い気もするけどソコは小山さんにも理解してもえらえるだろう。
そして翌朝、小山さんは駅で私を待っていてくれてたみたいだ。
彼、私が改札から出てくると「おはよう。(ニッコリ)」と微笑んでくれる。
私も「おはようございます。(ニッコリ)」と自然に挨拶ができるの。
コレって相性が良いのかな?フフフフ・・・・・・
それから私達は他愛無い話しをしながら会社まで歩いていた。
時々、我が社の社員らしき人にジロジロと見られたりしたけれど気にしない。
小山さんと別れ際に「今日、少し時間をくれない?」と。
「勿論!私も小山さんと話したいです。」と言っていた。
彼、真っ赤になって「ありがとう。」と言ってくれた。
今はなんとも思っていない小山さんだけど、付き合っていくうちにきっと好きになれる予感がする。
そして、私は去って行こうとする小山さんを引き止めて... ...

 「小山さん、ヨロシクお願いします。(真っ赤)」と口走っていたんだ。
 「こちらこそ、末永くよろしく。」と彼もまたハニカミながら言ってくれた。

フフフフフ・・・・・なんだか楽しくなるような恋の予感!
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by everlasting-lif | 2014-02-23 08:47 | 雨のち時々晴れ。 | Trackback | Comments(0)

いろいろな出会いがあって、楽しい事も考える事も。たまには悲しいことも。後悔も。


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